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萬法帰一~見極める力を求めて扉を開く

’筋膜’ という言葉はTVの情報番組やインターネットなどでも目にしたり耳にしたりと一般的になってきました。

私が学んだピラティスはこの筋膜の繋がりを考慮しながら運動しているからより効果が得やすいのだと気づいたのはインストラクターの資格を取って様々な講習会などに出てからだった。(ピラティスは様々な流派がありまた指導者でもかなり違いがあります)

気づいたことは画一的なエクササイズを行うのではなくクライアントの問題を捉え的確な方法を提供しクライアントがうまくアウトプットできたときにその問題は解決するということ。

知ってるエクササイズをやらせるのも悪くはないが当スタジオに訪れる方は何かしらカラダの問題を持ち改善したいと考えているのであってピラティス自体に関心がある方の方が少ないのです。


アナトミートレイン は筋膜の繋がりを列車の路線図のように例えているトム=マイヤーズ氏が唱えている理論。
生徒として学んでいたピラティスのスタジオにアナトミートレインのポスターがあってそれを見ながら動きの勉強をしたのでした。10年前’手技’の講座が開催された時に運動指導が主である私も参加したのが始まりです。その時に彼の見抜く力と実際の手技を目の当たりにしてそれがあれば手段は問わずとも身体の不調を解消する近道になると直感で感じたのでした。

いまや彼の著書は12カ国語にも翻訳され世界中で認知されるようになってきました。
そのトーマス=マイヤーズ氏が率いるATSI(アナトミートレインストラクチュラルインテグレーション)の認定講座が日本で開催されることになり恐る恐るながらもドキドキで申込、5月にステップ1:ATSI 必修科目「ATストラクチャー&ファンクション」3日間を受講し、今回はステップ2:ATSI パートI「ストラクチュラル・エッセンシャル」の中の 『股関節の扇』を受講しました。

股関節に関わる筋肉の解剖学を学び、動きや姿勢から身体(筋膜)の状態を読み取るボディリーディング、触診し筋膜リリースのテクニックを学びます。

どれくらいの深さ?
どれくらいの力加減?
という ’いい加減’ というのは実に繊細なものでトム先生やアシスタントの方々に指導してもらいペアの方に確認をしながら体験。

やっていく中で不安はあるもののここが知りたかったやりたかったことだったのを思い出しました。
何度かワークショップに参加していましたが、トム先生がいう筋膜(結合組織含む)へのアプローチは多くの方が認識している筋膜リリースとは似て非なるものなのだと改めて理解した気がします。(私のいままでの認識が違うのかもしれません)

何年かかるかわからないですが少しずつ前に進んでいけたら・・・終わりがない旅ですがワクワクしています。

萬法帰一 一帰何処(ばんぽういつにきす いちはいずこへきすか)

全ては’一’へと繋がる。’一’はどこへ?
ありとあらゆることが無限にこの’一’と何かしら繋がっているのでしょう。

ピラティスやヤムナ、ジャイロトニックなど興味は尽きません。これは人生を豊かにしてくれる手段の一つに過ぎません。そう私が望むのは 人生をいかに充実させるか そのためのこの世の魂(ココロ)の入れ物であるカラダを大事にしていくか。。がテーマなのです。

ワタシらしくアナタらしく。

すべてはそこから、そしてそこへ
愉しみますよ!

トム先生のボディリーディング。見立てが違ったらゴールも違いますからね。

ユーモアたっぷりのトム先生。私には有難い。そして通訳でありコーディネーターの佳織さんの存在も大きい。
懇親会で同席した方々。海の底に潜る人、危険な岩山を上る人、海外から参加した人、ピラティスインストラクターもいろいろ。。
いろんなフィールドへ繋がっていきます。

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