カラダ・健康など ヒーリング 東洋医学

エコノミークラス症候群予防に〜ゆびにぎり健康法

この度は熊本、大分地方の地震(熊本地震)で大きな被害がでました。

こちら福岡市でもかなり大きな揺れで、余震が続いています。

しかし、被害は免れており、電気やガス、水、食糧もあり、屋根の下で過ごせること、本当に有り難いことと思っています。

 

いまも非難していらっしゃる方々もいらっしゃって、車中で過ごされている方も多いとSNSなどで状況を知ります。

 

地震当日は助かったのに、その後の避難生活で亡くなる方も。

【エコノミークラス症候群】

深部静脈血栓症/肺塞栓症のこと。

狭い避難所(特に車中など)での寝泊まりが続いた場合、下肢静脈の血行は悪く なり血栓ができる。この血栓がはがれて肺血管に流れて、塞栓を起こした結果、呼吸 困難やショック状態を起こす。

 

通称の名前からするとさほど大変そうに感じないのでしょうが、死に至る場合もあるので侮れません。

 

ここでは、LAS ALASで東洋医学講座のワークショップの講師をお願いしております鍼きゅう師の宮本先生考案の『ゆびにぎり健康法』での予防法をご紹介します。

宮本先生は5年前の東北大震災で被災されました。その際にも患者さんの状態が悪化したとのことで、震災後現在も治療活動を続けていらっしゃいます。

 

下肢静脈の血行が悪くなることで起こるエコノミー症候群ですが、ゆびを握るのは ’手指’ です。

この問題に関わる経絡は ’腎経’ と ’心経’ だそうです。

 

’腎経’ とは足を流れる陰経の経絡。

体液成分と内分泌を調整することにより、全身に精気を与えている。  ・性ホルモンの分泌    ・ストレスへの抵抗    ・血液と体内毒物の清浄

この経絡の最も重要な役割は、’先天の気’を 大切に保存していることです。先天の気とは、持って生まれた寿命。

腎臓はもとより、肺のまわりを取り囲んでいるため肺結核などの病気にこの腎経の経穴を使うこともあるのだそう。

腎経の症状 ストレスが続くと、腎実になります。 腎経の働きのひとつは、ストレスへの 抵抗です。 腎経は意志力ですから、無理をすることで「実」になるのです。 腎虚になると、 とりとめのない不安や、そこはかとない孤独感に陥る傾向にあるといいます。

 

心経とは、手を流れる陰経の経絡である。心臓に関係する経脈です。

血液を全身に循環させ、身体全体や諸器官に栄養を届けます。
また、意識と精神にも深い関係があるようです。
「思考」より「本能」。精神活動の中枢であり、五臓六腑の中心的な役割を持つ。

この経絡が病んだ場合には、味覚の異常や言語障害など舌に病変が出たり、心が病むと、動悸や不眠、顔色が優れない、意識障害などが病気として現れやすい。

 

さて、本題のゆびにぎりの方法を解説していきます。

 

 

①心の経絡を探す。

手の平の薬指の小指側’G’(下図のピンク色蛍光マーカー)

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上画像を参照のこと。

 

②反対の手のひら3分の1のところ(手相でいうところの感情線部分)を経絡にあてて握る。

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上画像は薬指の’心経’を当てています。

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このように握ります。

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’腎経’ はこんな感じになります。

 

③握った状態でしばらく待つ。

すると、「トクトク」と脈をうつ感覚が出てきます。

これは ’気’ が流れて ’血(けつ=動脈血)’ が巡りはじめたサイン。(この感覚がわかりづらい方もいらっしゃいます。あきらめず集中してみると分かるようになります)

この状態で’最低でも30秒’待つ。

 

④もうしばらく待つと脈うつ感覚が薄れ、静かになります。

これは ’水(すい=静脈血)’ までも巡っているサインだそうです。ここまで待てたら完璧。

 

⑤腎の経絡を探す。

手の甲側の小指外側 ‘J’ です。(下図の水色蛍光マーカー)

この経絡のみ手のひらの内側につながります。

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上画像を参照ください。

⑥上記の②〜④同様に行う。

⑦反対の手指でも行う。

 

以上は一人で行うパターン。

二人で行うとさらに効果的です。

両手同時に握るのです。

異性同士だとより効果があるそうです。

また、若くて元気な方に握ってもらうとパワーがみなぎりますよ!

 

いつでも、どこでも、簡単に手の指をにぎることで気・血・水を巡らせることが可能です。

 

もちろん、他のサイトでも紹介されている足のエクササイズも有効です。あれこれちょこちょこ行って予防しましょう!

 

 

 

エコノミー症候群について詳しいサイトがありました。

参考にしてみてください。

http://health-to-you.jp/economysyndrome/