寒くなってきましたね。
ヒートテックに代表される保温効果の高い素材の衣料が恋しくなる季節。
私も流行の波に乗っかっています。
’血行を良くする’ => 健康方法の定説。
ですね。
そのカラダを温めることと、血行(血流)は似ているようで違います。
さて、その流れている ’血液’ はどこでつくられているか。
意外と分からない方も多いのではないのでしょうか。
答えは、、、
ほとんどが『骨髄』(骨の中の柔組織、骨の中空になっている部分をうめている組織) 。血球細胞がその骨髄の中の造血細胞でつくられています。正確に言えば、赤色骨髄になります。
(造血機能を営んでいる骨髄は赤色を呈するため赤色骨髄。
片や、造血機能を失い ’脂肪化’ している骨髄は黄色を呈するために黄色骨髄と呼ばれる。)
その赤色骨髄は幼児期は全身の骨に存在し、加齢とともにはだんだんと造血機能が失われ、黄色骨髄に置き換わる。
長骨(大腿骨や脛骨などの長い骨)では減少し、短骨(脊椎などの短い骨)のみに限られてくるのだそう。
造血を行う赤色骨髄は幼児期は全身の骨に存在するが、加齢と共に四肢の骨の造血機能は失われ、黄色骨髄に置き換わる。
成人は幼児の半分にまで赤色骨髄は減るのだそうです。
加齢とともに末端の血行障害が起こりやすいのもうなずけますね。
ちゃんと血液がつくられていないのが貧血ということです。
血液の中には赤血球、白血球、血小板などの有形成分が含まれていますが、その母体となっている細胞は造血幹細胞です。
そして、この造血幹細胞には、様々な細胞を作り出す能力がありますが、この細胞から、何らかの刺激を受けることによって赤血球や白血球、血小板、リンパ球など、様々な血球に成長していくのだそうです。
一度血液になったら
骨髄が一刻も休むことなく、この仕事をするためには、血液を造りだすために膨大な材料が必要なことは申すまでもありません。
この血液を造りだす造血に必要な材料としては、タンパク質、脂肪、鉄、銅、ビタミンB12、葉酸など微量の酵素や、肝臓などで造られる造血刺激物質などが関係していることが明らかになっています。
このように考えると、造血に必要なタンパク質、脂肪、鉄や銅、ビタミン12、葉酸などの酵素は体内のどこにも存在しません。これらは全て何らかの形で体外から摂り入れなければなりませんから、食事と言う行為が造血と大きな関係があることは分かっていただけると思います。
そして、この食べる物や食べ方(調理法など)の善し悪しで、造血作用が正常に行われるかどうかが決まってしまいます。
(白血病など血液の病気はこの場合食事が原因だとは言い切れないそう。)
しかし、貧血などは明らかに造血に必要な成分のバランスが悪いことに起因すると考えても良いのではないでしょうか。
血液の寿命は、赤血球は約120日、白血球は顆粒球では約2週間、リンパ球のうちT 細胞はおおむね4~6ヶ月、B細胞は2~3日ほどであるなどさまざまです。血小板は10 日間程度と言われています。
老廃した赤血球は肝臓、脾臓で壊され、体外に排出され、赤血球中のヘモグロビンは排出されず、再利用される。
血液がつくられる工場が少なくなっているわけですから、そこで、循環器という流通システム ’血行がよくなる’ が必要になってくるのですね。
ここからは、私の体験談です。
参考までに。。
私は幼少の頃から、起立性貧血症と言われていました。
成人になってからは、鉄欠乏性貧血症でした。
私は、今思えば不定愁訴のかたまりのようなものでした。
他にも、低体温症、冷え性、徐脈、低血圧、低血糖などなど。。
薬物療法と食餌療法で努力をしてもあまり改善はみられませんでした。
そう診断されていても特に生活に支障を来すことはなかったので、「こんなものだろう・・」と半ばあきらめて薬物療法は中断、たまに食事を気をつけるくらいで過ごしておりました。
3年前の健康診断で初めて血液検査で標準の範囲に入っていましたし、その他の数値、心電図などの結果が正常な値になっています。
一番の驚きは体温が36.5°前後になっていることです。
何かが私のカラダの中で異変が起きています。
YAMUNA®やピラティスなど継続的に骨や筋肉を刺激し動かすことで、血液を作る機能がよくなってきたのではないかと感じています。
先日のトーマス・マイヤー氏の講座を受講した際に、
’ヒトの細胞は7年でほぼ全部が入れ替わる’
とおっしゃったのが印象に残っているのですが、3年前がピラティスを初めて7年目だったことを考えると、何かしら因果関係がありそうな気がしてなりません。
カラダを作っているのは口にしたものからですが、適切な運動はカラダをつくるシステム(仕組み)を機能的にしてくれるのではないかと、感じているのです。
いつも思うのですが、こんなことがカラダで起きているのですから、’生命体’ って神秘的だなと思うわけです。
続きは、またの機会に。。
(^o^)ノ